自由診療とは?保険診療との違いや費用・受診前の確認事項を解説
自由診療とは、公的医療保険が適用されず、原則として診療費用を全額自己負担する診療のことです。医療機関を受診する際、保険診療とどのような違いがあるのか、費用はどのように決まるのか疑問に感じる方もいるでしょう。
自由診療は、医療機関での対面診療だけでなく、オンライン診療でも行われています。この記事では、自由診療の基本的な仕組みや保険診療との違い、費用の考え方、受診前に確認しておきたい事項をわかりやすく解説します。
自由診療とはどのような診療制度?
自由診療とは、健康保険などの公的医療保険による給付の対象とならない診療を指します。保険診療とは費用負担の仕組みが異なり、原則として患者自身が診療費用の全額を支払います。
自由診療に該当するかどうかは、診療の目的や内容、保険適用の条件などによって異なります。そのため、医療機関で提供される診療がすべて保険診療になるわけではありません。
自由診療と保険診療の違い
保険診療は、公的医療保険制度に基づいて行われる診療です。保険適用の対象となる診療については、定められたルールに従って費用が算定され、患者は所定の自己負担額を支払います。
一方、自由診療では公的医療保険による給付が適用されず、費用の設定方法も保険診療とは異なります。
両者の違いは、診療の優劣ではなく、主に保険適用の有無や費用負担の仕組みにあります。
自由診療になるのはどのような場合?
公的医療保険の給付対象に含まれない診療や、保険適用の条件に該当しない診療などが自由診療となります。
同じ医療機関でも、診療内容によって保険診療と自由診療を取り扱っている場合があります。受診する際は、自分が希望する診療がどちらに該当するのかを事前に確認するとよいでしょう。
自由診療の費用はどのように決まる?
自由診療では、原則として医療機関が診療内容に応じた料金を設定します。そのため、同じ名称の診療であっても、医療機関によって料金や費用に含まれる項目が異なる場合があります。
診察料だけでなく、検査費用やその他の費用が別途発生する場合もあるため、表示された金額だけで総額を判断しないことが大切です。
診療費用と追加料金を確認する
予約前には、初回の診察に必要な費用だけでなく、再診時の費用や追加料金の有無も確認しておきましょう。
また、診療の内容によっては、その後も費用が発生する場合があります。料金表や医療機関の案内を確認し、不明な項目があれば問い合わせることができます。
支払い方法は医療機関によって異なる
自由診療の支払い方法は、医療機関ごとに設定されています。窓口での支払いやクレジットカード決済など、利用できる方法は一律ではありません。
オンライン診療の場合も、利用する医療機関によって決済方法や支払いのタイミングが異なるため、予約時に確認しておくと手続きを進めやすくなります。
自由診療と保険診療は併用できる?
日本の医療保険制度では、保険診療と保険外診療を一連の診療として組み合わせる場合、原則として保険診療に相当する部分も含めて自己負担となる取扱いがあります。
ただし、一定の条件を満たす場合には「保険外併用療養費制度」が適用され、保険診療と保険外診療を組み合わせることが認められています。
保険外併用療養費制度とは
保険外併用療養費制度は、所定の条件の下で、保険適用となる部分について保険給付を受けられる仕組みです。
厚生労働省では、この制度を「評価療養」「患者申出療養」「選定療養」に分類しています。
制度の対象や取扱いは個別に定められているため、自由診療であれば自由に保険診療と組み合わせられるという意味ではありません。詳しくは厚生労働省の保険外併用療養費制度についてで確認できます。
自由診療を受ける前に確認しておきたいこと
自由診療を利用する際は、診療内容だけでなく、費用や手続きに関する説明も確認しておくことが大切です。
予約から受診までの流れ
一般的には、医療機関の案内を確認し、予約、受付、診察、会計などの手続きを進めます。ただし、予約方法や受付手順は医療機関によって異なります。
予約時には、本人確認に必要な書類、問診票の提出方法、予約変更やキャンセルの取扱いなどを確認しておきましょう。
説明内容や費用の内訳を確認する
受診前には、診療の目的や内容、費用の内訳などについて説明を受け、理解できない点を確認することが重要です。
また、診療内容に応じて注意事項などの説明が行われる場合があります。疑問が残っている場合は、そのままにせず、医療機関の担当者へ質問しましょう。
オンライン診療でも自由診療は利用されている?
オンライン診療でも、自由診療が行われる場合があります。オンライン診療とは、情報通信機器を利用して、医師と患者が離れた場所から診察を行う診療形態です。
オンライン診療であることと、保険診療か自由診療かという区分は別の問題です。オンライン診療だから必ず自由診療になるわけではありません。
厚生労働省のオンライン診療に関する指針は、保険診療だけでなく自由診療にも適用されます。
オンライン診療の利用前に確認すること
オンライン診療を希望する場合は、対応している診療内容、予約方法、通信環境、本人確認の方法、支払い方法などを確認します。
オンライン診療では、医師の判断によって対面診療が必要になる場合もあります。詳しくは厚生労働省のオンライン診療に関する患者向け案内を参照してください。
自由診療に関するよくある疑問
自由診療でも健康保険証は必要?
自由診療の費用には、原則として公的医療保険が適用されません。ただし、医療機関によっては受付や本人確認などのために書類の提示を求める場合があります。
必要な持ち物については、予約時に医療機関へ確認してください。
自由診療の費用は医療費控除の対象になる?
自由診療の費用が医療費控除の対象になるかどうかは、診療の目的や支出内容などによって異なります。自由診療だからといって、すべてが対象外になるわけではありません。
判断に必要な情報は国税庁の医療費控除に関する案内で確認できます。支払った費用の領収書などは保管しておきましょう。
まとめ|自由診療とは保険適用外の診療を指す仕組み
自由診療とは、公的医療保険が適用されず、原則として診療費用を全額自己負担する診療のことです。保険診療とは費用負担の仕組みが異なり、料金や支払い方法なども医療機関によって違いがあります。
自由診療を受ける際は、診療内容、費用の総額、追加料金、必要書類、予約方法などを事前に確認することが大切です。
オンライン診療でも自由診療が行われる場合があるため、利用を検討する際は、医療機関が公開している案内を確認し、不明な点については事前に問い合わせましょう。



















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