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103月 2021

大山診療所の医者が変わります

大山診療所の医者が変わります。
医師の異動は数あれど、ここまで大きな舞台を用意してくれる地域もないのではないだろうか。

3月6日(土)に大山さんサンフェスタ(旧大山分館祭り)に合わせて、地域のみなさんに大山診療所の医師である朴の退職、新しい医師として赴任する井上のご挨拶の場を準備していただきました。

大山診療所を拠点に鳥取大学が家庭医療教育ステーションを設置して早2年。固定医師のいなかった大山の麓の診療所にステーションを立ち上げて、家庭医療を実践し、地域に出て住民と地域を作り、教育の場となって来ました。

そして今回、新型コロナウイルス感染症が流行する中、感染対策をとって(会場に入りきれない人は会場の外のモニターから試聴してもらって!)、朴から井上へのいわば交代式となったわけですが、診療所がお世話になっている患者さんや地域の皆さんが駆けつけて、朴を労ったり、井上を歓迎する場を持ってくれました。

「総合診療医(家庭医)が赴任する」、「地域医療を実践する」ということは、ただ地域医療機関で医療をすることではなく、地域に入って地域の人々と作り上げていくものだと改めて感じましたし、大山でこのような活動が行えているのは、大山の人々が長年こうやって地域を支え、医療を支えているからだと再確認することができました。

鳥取大学の総合診療医が今後も大山診療所、大山の地域医療を支えていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。


(朴 大昊)

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