2年生(2019年4月~2020年3月時点)

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2年生(2019年4月~2020年3月時点)

2019年4月~2020年3月時点で2年生の方のための、卒業までに必要となるカリキュラムページです。

 

 

 

2年生時

旧 地域医療セミナー

佐藤先生「胃カメラで胃の中をのぞいてみよう」

2018年度までは、岡山大学(哲西診療所)佐藤勝先生、ろっこう医療生活協同組合東雲診療所 小西達也先生、鳥取市立病院 足立誠司先生、日南病院(県立厚生病院:当時) 佐藤徹先生、島根県浜田保健所 竹内 俊介先生をお招きし、地域医療の仕組みと現場での実践例を学習していただきました。とくに医療介護の連携、アンパンマンとしての総合診療医、終末期ケアなどは、特別講師のわかりやすい講義で定評がありました。
本講義は2018年度の新1年生から、「基礎地域医療学」として再編されました。今まで、ご登壇いただいた先生方、有難うございました。

 

 

 

3年生時

総合診療(症候学)(朴)

※2018年度(平成30年度)入学の学生が3年生になった時(平成32年度3年生)から開講されるカリキュラムになります。

概要

これまでなかなか学習機会のなかった以下のような内容を学ぶ予定です。
・症候学の総論:基本的な診断学のいくつかの理論についての紹介、ベイズの定理や事前事後確率などの日常診療での用い方
・症候学の各論:主要な徴候に対するアプローチの具体的な方法、模擬診察の経験

授業は講義+実習スタイルで行う予定です。

目的

・診断学の基本的な思考方法と理論がわかるようになること
・総合診療の現場で出会う主要な主訴の患者さんの問診がある程度できるようになること

取り扱う予定の主な症候 (変更の可能性があります)

・頭痛  ・発熱  ・めまい ・失神    ・全身倦怠感  ・不眠
・物忘れ ・腹痛  ・腰痛  ・悪心、嘔吐

皆さんは、フラフラするという70代男性がやってきたら、診察できますか?

研究室配属

※本実習は、現時点では鳥取県特別養成枠の学生が優先的に実習することになっています
プライマリ・ケアに関連する研究テーマを持って、日本各地の総合診療の現場で実習を行います。
2017年からは研究室配属の研究成果を日本プライマリ・ケア連合学会で発表してもらっています。
これまでの研究テーマ
・2016年度(平成28年度) 「理想の地域の医師像に関する質的研究」
・2017年度(平成29年度)「受診にかかる患者の負担に関する質的研究」
・2018年度(平成30年度)「抗菌薬の適正使用に関する実態調査」

2016-2017年の実習先
・自治医科大学(栃木)
・梶原診療所(東京)
・岡山家庭医療センター(岡山)
・日野病院(鳥取)

2018年の実習先
・自治医科大学(栃木)
・東京北医療センター(東京)
・日野病院(鳥取)
となっています。

2018年度(平成30年度)のスケジュール

第1週 オリエンテーション 総合診療、プライマリケア研究、研修ゴール、一般的な研究の流れ
について学習
EBMミニレクチャー、EBMワークショップ (論文を一緒に読んでみる)
文献検索について概略レクチャー
在抗菌薬の適正使用をめぐる現状ついて文献調査

第2週 東京研修 自治医大訪問
自治医大でプライマリ・ケア研究のキャリアパスについて学び、鳥取県枠自治医大生と交流会
東京北医療センター訪問
総合診療科EBM回診に帯同。その後、総合診療科南郷栄秀先生からレクチャー、ディスカッション
鳥取大学に帰ってきて、追加文献検索、データ収集の練習、次週の準備

第3週 日野病院 日野病院を訪問して、カルテをレビューしながら1000人以上の情報を収集。
データの蓄積を行う。

 

 

第4週 鳥取大学 1000人以上のデータの中から、Inclusion/Exclusionを行い、最終的に同定された590名分のデータを用いて分析。
最終的な報告書の作成も行なった。

 

 

 

4年生時

臨床地域医療学

現在、内容については検討中ですが、1年次の「基礎地域医療学」や3年次の「症候学(総合診療)」などを踏まえて、より臨床的な内容の地域医療学(家庭医療学、総合診療)を学ぶ予定です。
お楽しみにしてください。

地域医療体験

『翌年からstudent doctorになる4年生に、様々な医療・福祉現場(クリニック、病院、老人保健施設、在宅など)に出かけてもらい、医療の専門家の方々が患者さんや家族、住民さんなどと関わる場面を体験できます。1年生のときの早期体験実習のときと比べて、医療のことについて学んでいるため自身の成長を実感していることを言葉にする学生さんも多いです。

実習先

当院周辺の約50医療機関
日野病院(日野郡)、西伯病院(西伯郡)、山陰労災病院(米子市)、魚谷眼科医院(米子市)、野坂医院(米子市)、森本外科医院(東伯郡)、藤井政雄記念病院(倉吉市)、鳥取市立病院(鳥取市)、栄町クリニック(鳥取市)、渡辺病院(鳥取市)、智頭病院(八頭郡)、岩美病院(岩美郡)、日立記念病院(安来市)、松江市立病院(松江市)など。実習先は、全ての学生が様々な診療機能などを有する機関を体験できるよう、工夫しています。

ポートフォリオの提出

電子ポートフォリオを利用して、学生さんの学びのサポートをしています。実習に行った後、そこで体験したこと・感じたこと・次に何をするか?をインターネット上にあるプラットフォームに記述し、それについて教員がフィードバックを行います。そのサイクルを回しながら、地域医療の現場での学びを学生さん自身のものにしてもらいたいなあと考えて運用をします。

2015年度からは「患者中心の医療」を大きなテーマに掲げました。教員自身の振り返りを元に、2018年度からは医療人類学という学問の研究方法の一つである参与観察をオリエンテーションで学んでから、実習に出るようにしています。医療人類学については、以下の資料をご参照ください。

Ⅰ.医療人類学についての動画(12分程度)
東京交通短期大学の濵雄亮先生の動画
https://drive.google.com/file/d/1ZFWIyFmhhY4MCamBWQw5SS0qvBY-3BS9/view

Ⅱ.医療人類学の記事
川崎医療福祉大学の飯田淳子先生の週刊医学界新聞の医療人類学についての記事
http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA03119_01

2017年度(平成29年度)のスケジュール
第1~2週 導入、オリエンテーション: 2017年は映画を見て議論(シネメデュケーション)、患者中心の医療に関する説明、など
第3~6週 合計4機関で実習(毎週水曜日)
金曜日までにポートフォリオ記入
第7週 総括、最終ポートフォリオ作成
終了後 意見交換会(一部学生、教員、現場の医師)
電子ポートフォリオの記載について
辻田耳鼻科での実習
渡辺病院での実習

2018年度(平成30年度)以降

スケジュールの大枠は現行通りですが、毎年カリキュラム評価を行い、目標設定(患者中心の医療の枠組みを使うかどうかも含め)、方略などを年度ごとに工夫して参ります。

 

 

 

5年生時

臨床実習Ⅰ

2016年度(平成28年度)まで6年生のみ選択だった地域医療学講座の臨床実習ですが、2017年度(平成29年度)から5年生全員が受講することとなり、当教室が日野病院(地域医療総合教育研修センター、日野町)と協力してプログラムを作成、2019年4月からはおよび大山診療所(家庭医療教育ステーション)も加わり、2施設での実習体制となりました。

2019年度は日野病院または大山診療所のどちらかで、実習を行ってもらいます。診療を通じて、基本的な診療技能を向上させることに主眼をおき、指導医と振り返りながら受講者に自らの成長と課題を出来る限り言語化してもらいながら進めております。また診察室以外での取り組みも行う予定としています。

行動目標
  1. (1)外来ないしは在宅診療において、主要な訴えに対する適切な問診、身体診察をそれらの目的を意識しながら実施できる。
  2. (2)型に沿った診療録を自ら作成し、アセスメント、プランを含め指導医に説明・提案できる。
  3. (3)各場面において自分が感じたこと、課題などをその場で言語化して、教員とともに省察できる(省察的実践家)。
  4. (4)将来の医師として、その場に応じた態度(身だしなみ・礼節・口調・受け答えなど)をとることが出来る。
ある学生のスケジュール例
曜日 集合場所 時間 担当教員 実習内容
月~金午前中 日野病院2Fセンターまたは大山診療所 初日集合時間8:30~17時頃 講座教員 オリエンテーションおよび見学型実習から、参加型実習を行う。
新患患者、再診患者の診察を行ったり、入院患者の方針などもアセスメントしていく。
院外活動が入ることもある。
金午後 地域医療学講座・教官室 15:00頃~17:00 講座教員 1週間の振り返り。特に印象に残ったケース、場面、学習のプロセスを記述する。大山診療所で実習した学生の経験の共有も行う。
指導医の監督のもと胃瘻交換を行う
毎日の振り返り
大山診療所

実習のオシ!

大学病院とは違った患者層、疾患に向き合うことでcommon diseaseに慣れてもらう。
処置や診察は(勉強をしている前提で)やる気次第でどんどん経験してもらいます(指導医がバックにつきます)。
宿泊も完備しており、プチ合宿気分が楽しめます。
地域医療最前線の病院の実習で鳥取県の郡部に(少しは)詳しくなれます。

 

 

 

6年生時

臨床実習Ⅱ(井上)

地域医療総合教育研修センター(日野病院)での総合診療実習
―総合診療の力を育てる:面接・診察・推論・治療立案まで一人でおこなう―

概要


地域医療学講座では、日野病院にある地域医療総合教育研修センターを拠点にして、医学生6年生の選択臨床実習総合診療実習を提供しています。
総合診療では、病院に初めてくる患者を診察するため、まだ診断がついていなかったり、治療方針が定まっていなかったり、いろいろな病気を抱えてくる方の診察を担当します。
そのため、ほかの臓器別の専門科と比較して、いろいろな病気のことや患者の背景を考えながら診療する場面が多くあります。総合診療で実習することで横断的に考える訓練を行うことができます。
指導医のもと医療面接・身体診察・診察プロセス・臨床推論の一連の流れを学生が一人の医師として患者に行います。
その中で、もやもやすることがたくさんうまれます。そのもやもやしたものが何なのか考え、できたこと・できなかったこと・かんじていること・次にやることを指導医と学生とで言葉にします。
この過程を繰り返しながら「省察的実践家」として現場で『医師として働く』経験をし、学ぶ実習です。

総合診療実習を受けた学生の声

実際に実習を受けた学生からは、これからの学生さんに以下のようなエールをもらっています。辛い部分も受け入れ、成長したい意思のある学生とともに学んでいきたいと考えています。


日野病院では問診・診察・アセスメント・プランまで任せてもらえます。つまり、大学での実習とは違い、ほとんど主治医として患者さんと関わることになります。
自分が診療に参加できるので実習は本当に楽しく、とても勉強になります。
しかし、参加させてもらうからには責任が生じます。学生が全責任を負うことはありませんが、自分が評価したアセスメントやプランには責任を持つことになります。ちゃんと調べたつもりでも、自分が決めたことがそのまま患者さんに適応されるので、どんな些細な決定でも怖いし不安になります。
慣れない環境に戸惑い、自分の無力さや無知を痛感することも多々あるでしょう。楽しいこと、つらいこともありますが、この実習ではすぐには消化しきれないほど多くの学びや気づきが得られます。鳥大の中でも少数の人しか経験できないこの実習を是非、有意義に過ごしてください。応援しています。

 

 

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