弓ヶ浜小学校で講演を行いました。
【弓ヶ浜小学校6年「総合的な学習の時間」での講演】
1月28日(金)に弓ヶ浜小学校6年生「総合的な学習の時間」に呼んでいただき、お話をさせていただきました。コロナ禍でもあり、オンラインで講演しました。過疎地の生まれ育ちで祖父の死をきっかけに地域医療をこころざしたこと、泣きながら医学部受験の勉強をしたことなど私自身のキャリアについてお話しました。家庭医療専門医とは?地域医療とは?事例を挙げながら、病気を「治す」だけが医療ではなく、「健康を守る」こと「その人らしい寿命を一緒に考えていく」ことなども地域の医師の役割であるとお話しました。盛りだくさんで少々難しい言葉も使ってしまったかもしれません。最近当講座が制作した絵本「わたしのせんせい」を紹介・寄贈させていただいたので、学校で読んでいただき家庭医医療への理解を進めてもらえればと思います。
夢をえがく子供たちへ。夢は、必ずしも今持っていなくてもいいし、ぼんやりしててもいいと思います。私のように、悲しいことや苦しかったことから夢が生まれることもあります。クランボルツという偉い人が言うには、個人のキャリアは8割が偶然の出来事によってつくられるそうです。チャンス!と思ったら飛びついてみて、失敗しても気持ちを切り替えて困ったときは助けを求めたり、本や新聞を読んでみてください。学校や家庭だけでなく、世界中のどこかに自分と同じ考えや今の悩みを軽くしてくれるヒントが転がっているかもしれません。
画面の向こうの生徒さんの反応はよくわかりませんでしたが、何か心にひっかかってくれることがあればよいな~と思います。貴重なご縁を有難うございました。
(紙本)