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185月 2021

死生学に関するレター論文が発刊されました

「医師のためのデス・エデュケーション:プライマリ・ケア医の研修に死生学の視点を導入する」というレター論文が、5月4日にJournal of General and Family Medicine誌にて発刊されました。

Son D, Iguchi M, Taniguchi S. Death education for doctors: Introducing the perspective of death and life studies into primary care physician training. Journal of General and Family Medicine, 2021.

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/jgf2.444

(上記から全文アクセス可能です。短いので是非お読みください)

 

論点は以下の通りです

・プライマリ・ケア医は患者の死をめぐる苦悩やスピリチュアルな側面を学ぶ機会があまりない

・死生学(death and life studies)の視点がそうした側面を学ぶのに有用であろう

・死生学の専門家との協働した学びが、患者の生と死についての構成主義的な学びを促進する可能性がある

 

筆頭著者の孫が、死生学も学ばれた家庭医である井口真紀子先生と「臨床と宗教」(南山堂『治療』連載)で対談したことから生まれた論文です。「死生学」の英訳に関して、「thanatology(直訳すると「死学」)」よりも「death and life studies」のほうが良いだろうと、死生学の大家・島薗進先生から直接ご教示いただきました。この場を借りて、御礼申し上げます。

 

南山堂『治療』の「臨床と宗教」の連載シリーズは、noteにて順次、全文公開しています。合わせてこちらもご覧ください。

https://note.com/chiryo1920/n/nf3517103de58

(孫)

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