令和4年7月4日に日野中学校で3年生を対象にいのちの授業を行いました。テーマは「性感染症」です。

授業の内容としては①感染症とは？（コロナウイルスを例に）②性感染症とは？（感染経路、予防法、病原体の種類、不妊症の関係、医療機関への受診等について）③グループワーク（性感染症について友達に相談されたら？）の3に分けて行いました。中学生にとって、性感染症はイメージがしづらい部分もあり、難しかったようです。

しかし、グループワークでは「いぼができたけど病院に行くべきか悩んでいる」という友人に対して、どう答えたらよいのか一生懸命考えながら相談に乗っていました。「死ぬ病気もあるから病院に行った方がいいよ」、「いぼだから皮膚科が受診しやすいなら皮膚科でも良いから行ってみよう」、「まずは保健所に電話相談してみよう」などの発言がありました。

授業後の感想では、「今日は、性感染症を習って今まで聞いたことのないことが知れたのでよかったです。友だちに相談されたら、今日習ったことを伝えたいです。」、「新たな感染症を知れた。感染に仕方の違いにびっくりした。」等の感想がありました。性感染症について正しく理解することは難しいですが、授業を受けた生徒が性感染症の存在や予防法について、何となく聞いたことがあるくらいには、なったのではないかと思います。

私自身は中学生への授業は初めてでした。いかに興味をもって授業を聞いてもらうかという点に難しさを感じました。面白く、ためになる授業にするには、より工夫が必要になりそうです。私自身も勉強になりました。

(谷口尚平)