「夏ナツセミナー@大山町」を開催しました。
9月17日―18日に大山町にて「夏ナツセミナー@大山町」を開催し、地域枠学生8名と教員6名が参加しました。
初日は、谷口・今岡・孫の各教員によるワークショップ「私が考える地域医療」と井上和興先生(大山診療所)の「カードゲームでSDGsを考えよう」ワークショップ。その後、夕食をはさんで映画「うちげでいきたい」(監督:孫大輔)を見てACPを考えるワークショップをおこないました。
2日目は、櫻井重久先生(鳥取市立病院総合診療科)によるワークショップ「病いと医師の役割:エンドオブライフケアから健康を考える」でした。櫻井先生のワークショップでは、宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」のアニメも教材に使ったユニークな内容でした。
ー学生の感想の一部を紹介しますー
「たくさんの対話の中で特に印象に残っているのは、一日目の夜に話した「自分が死ぬときに何を大切にするか」というテーマである。日常で会話している中では絶対に出てこないテーマであるので、突然出てきたこのお題にはとても深く考えさせられた。それぞれの死生観の中には、これまで生活してきた背景によって異なっているものもあれば、多くの人で共通しているものもあり興味深かった」
「医師とは何をする仕事か。それを達成するために必要なスキルは何か。健康とは何か。自立とは何か。このような問いと正面から向き合い日々葛藤しながら生涯考え続けている、櫻井先生のその姿勢がまず素晴らしいと思った。(中略)そして何より「セロ弾きのゴーシュで患者Aさんが何を言いたかったのか」というグループワークが一番強く印象に残った。「患者さんから医者を学ぶ」の最たる例だと思った。
(孫)