孫講師が共著の「曖昧さ耐性」尺度日本語版開発の論文がpublishされました
BMC Medical Education誌に孫講師が共著の原著論文「Translation, adaptation, and validation of the Tolerance of Ambiguity in Medical Students and Doctors (TAMSAD) scale for use in Japan(医学生と医師における曖昧さ耐性尺度の日本での翻訳・適応・検証)」が掲載されました。東京大学の藤川裕恭先生が筆頭著者の論文です。
Fujikawa H, Son D, Hayashi M, et al. Translation, adaptation, and validation of the Tolerance of Ambiguity in Medical Students and Doctors (TAMSAD) scale for use in Japan. BMC Med Educ 23;405:2023. https://doi.org/10.1186/s12909-023-04391-1
https://bmcmededuc.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12909-023-04391-1
(上記リンクよりフリーで全文が読めます)
本論文の骨子は以下の通りです。
- 医療現場における曖昧さ耐性を測定するTAMSAD(Tolerance of Ambiguity in Medical Students and Doctors)尺度の日本語版である「J-TAMSAD尺度」を開発した
- 247名の参加者を対象とした多施設共同研究により、この尺度は強い妥当性と内部一貫性の信頼性を有することが判明した
- この新しい尺度は、日本の医学生における曖昧さ耐性を評価するのに有用であり、さらなる検証を経て、医学教育カリキュラムの改善に役立つ可能性がある
表3. 医学生・医師における曖昧さ耐性尺度(18項目)日本語版の探索的因子分析の結果(N=123)