孫講師の被災地支援をした若手医師に関する質的研究論文がpublishされました
Journal of General and Family Medicine誌に孫講師のPreliminary Report論文「Exploring the experiences and learning of young primary care physicians in disaster-affected areas: A qualitative study on the Great East Japan Earthquake(被災地における若手プライマリケア医の経験と学びを探る: 東日本大震災に関する質的研究)」が掲載されました。
Son D, Kise M, Kaku T, Obara Y, Onishi H. Exploring the experiences and learning of young primary care physicians in disaster-affected areas: A qualitative study on the Great East Japan Earthquake. Journal of General and Family Medicine 2023, https://doi.org/10.1002/jgf2.634
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本論文の骨子は以下の通りです。
- 2011年に起きた東日本大震災の後、気仙沼市立本吉病院に診療支援に行った若手プライマリケア医の経験と学びを探る質的研究
- インタビューのテーマ分析により、「災害関連の問題に対処する」「研修サポートの重要性」「人と共にいることによる学び」がカテゴリーとして生成された
- 若手医師たちは、限られたリソースの中で、未経験のコンテクストにおける診療をこなしながら、複雑な心理社会的問題に対処したり、現地の生活者と共にいることによるさまざまな学びを得ていた
表2. 若手医師たちのインタビューのテーマ分析の結果