孫講師が共著の医学教育に関する原著論文がpublishされました
Medical Teacher誌に孫講師が共著の原著論文「Association between tolerance for ambiguity specific to the clinical context and empathy in medical trainees: A multicenter cross-sectional study in Japan(臨床場面特有の曖昧さに対する耐性と研修医における共感との関連: 日本における多施設横断研究)」が掲載されました。東京大学の藤川裕恭先生が筆頭著者の論文です。
Fujikawa H, Aoki T, Son D, Hayashi M, Eto M. Association between tolerance for ambiguity specific to the clinical context and empathy in medical trainees: a multicenter cross-sectional study in Japan. Medical Teacher, 2023.
https://doi.org/10.1080/0142159X.2023.2259065
本論文の骨子は以下の通りです。
- 医学生・研修医の間で臨床的文脈における共感(empathy)と曖昧さ耐性(tolerance for anbiguity)との関連性を調査した
- 100人の医学生と135人の研修医から得られたデータに基づき、「医学において明確でない事象に対する耐性」の要因スコアが、ジェファーソン共感スケール(JSE)との間に用量依存性の関連性があることが示された
- 本研究の知見は、共感を育てるための医学教育分野での介入の開発に役立つ可能性がある