実習2日目、いよいよ今日から医療機関での実習が始まりました!!
午前はプスケスマスを見学して来ました。プスケスマスとは公衆衛生と臨床ケアを担う診療所と保健所が融合したような施設です。
事前学習で日本とは違うプスケスマスのシステムを知ってからプスケスマスに行くことをとても楽しみにしていました。
まずプスケスマスに着いて感じたことは開放感であることです。待合室は壁がないため風通しがよく、子供が遊ぶスペースもありました。
診察室は個室ではなく一つの部屋をいくつかのブースにカーテンで区切られており、隣のスペースでの話も聞こえて来ることには驚きました。
診療科は別れておらず、GP(総合診療医)が全ての診療を担当しており、薬局、歯科が併設されていました。日本では診療科ごとに病院にかからなければ行けませんが、インドネシアでは一つの医療機関で様々な医療サービスを受けれることに魅力を感じました。
また、経膣エコーや内診台、分娩室、避妊相談のための部屋、乳児のための部屋など女性や子供に関する施設が多くあり、高齢者が多い日本に対して子供の割合が多いインドネシアでの医療におけるニーズの違いを感じました。特に母子手帳は日本の母子手帳よりも分厚く、体重や身長などの記録に加え、妊娠から出産までの具体的な流れや食事や姿勢、妊娠中や乳児のお世話をする上で気をつけることなどについてたくさんの絵を用いて分かりやすく説明されていることが印象的でした。
午後からはプライベートクリニックを見学して来ました。
プライベートクリニックはプスケスマスとは違い、公衆衛生は行わず臨床ケアのみを担っています。
日本ではプライベートクリニックというと公的な施設よりも高度な医療設備があるように思い浮かべますが、そうではなくプスケスマスよりも基本的な設備のみで24時間体制で救急患者を受け入れていることが印象的でした。
また、プスケスマスとプライベートクリニック両方の入院施設を見学しましたが、どちらでも病室ではほとんどの患者さんに家族が付き添っている様子が見られ、家族のつながりの強さを感じました。
明日は母子の保健サービスを担うポシャンドゥを見学します。日本にはないシステムをしっかり学習して来たいと思います!!(医学科3年木村友里菜)