Preloader
 
Home / Blog / 医学教育学会@浜松2024参加報告
151月 2025

医学教育学会@浜松2024参加報告

8月8〜10日に東京で開催された第56回日本医学教育学会大会に参加しました。

私は、日本公衆衛生学会との連携企画「パブリックヘルスマインドをもった医療者の育成」で登壇し、「パブリックヘルスマインドを醸成する医学教育—「社会に関わるまなざし」を涵養する—」という話をしました。具体的には文化人類学の手法を応用した本学での「地域医療体験実習」や、地域と協働する形での研究室配属実習の事例を紹介しました。

オンデマンドシンポジウム3「地域医療におけるリベラルアーツの可能性」では、「映画を用いた地域医療教育(シネメデュケーション)」という話題を提供しました。実際に、同学会・地域医療教育部会で制作した短編映画「どうして空は青いのか」(医療者のウェルビーイングがテーマ)を実際に視聴してもらい、その後、映画を用いた地域医療教育の実際と課題について概説しました。

ワークショップ20「患者のストーリーテリングを聴くプロフェッショナリズム教育の授業を体験しよう」では、座長として登壇。医療コミュニケーション研究者の香川由美さんと、NPO法人患者スピーカーバンクの河野木綿子さんのご協力を得て、患者の病いの語りとその医療者教育への活用についての可能性を参加者と共に考えることができました。

ちなみに8月8日の夜にはシネマハウス大塚という小さな映画館で、映画「どうして空は青いのか」と「うちげでいきたい」の上映会を開催。30人ほどの方が来場し、上映後のトークイベントも行いました。主催の労をとってくれた地域医療教育部会の安井浩樹先生、谷口純一先生はじめ、部会の先生方にはこの場を借りて心より御礼申し上げます。

(孫大輔)

 

BY tottori-idai-main 0