ヘルスコミュニケーションウィーク@横浜2024参加報告
9月28日・29日に横浜で開催されたヘルスコミュニケーションウィーク2024(ヘルスコミュニケーション学関連学会)に参加しました。
この度、同学会の分科会である「第3回日本医学サイエンスコミュニケーション学会学術集会」の大会長を務めました。分科会とはいえ、一つの学会の大会長を務めるのは初めての経験でしたので大変緊張いたしました。テーマは「シリアスゲーム/ゲーミフィケーションと医学サイエンスコミュニケーション」とし、シリアスゲームやゲーミフィケーションを用いた医学サイエンスコミュニケーションの可能性について、3人の登壇者にお話をしてもらいました。東京大学の藤本徹さんにはシリアスゲームの研究動向を、株式会社omnihealの石井洋介さんにはアプリを使った大腸がん啓発について、株式会社BonBonの荘子万能さんにはゲーム開発の医療応用についてお話してもらいました。
私自身も、ボードゲーム(生活習慣病対策ゲーム「ネゴバト」)を用いた行動変容に関する論文(※)を書いたことがあり、今後シリアスゲームがいかに人々の健康教育や行動変容に活用されるのか、改めて課題と可能性について考える良いきっかけになりました。
※Egashira M, Son D, Ema A. Serious game for change in behavioral intention toward lifestyle-related diseases: experimental study with structural equation modeling using the theory of planned behavior. JMIR Serious Games, 10(1): e28982, 2022.
(孫大輔)