「地域医療体験実習に関する意見交換会」を開催しました(6月2日)
2025年度地域医療体験実習後の意見交換会が西部医師会館にて6月2日に開催され、派遣先施設(西部医師会)の医師11名、医学科4年生12名、教員8名が参加し、活発な対話が行われました。
学生からは、医療機関の多様な機能や地域との関係性、教科書では得られない患者の語りに触れた経験が語られ、医療を「科学」だけでなく「生活」に根ざす営みとして実感したことが報告されました。医師側は、日常診療やチーム医療の現場をそのまま見せることを重視し、双方向の学びを意識した工夫を共有しました。さらに、学生からは精神科との関わりやキャリア形成、医師からは地域医療への視座の深化を促す問いが投げかけられ、将来を見据えた議論が展開されました。
高齢化や医療資源の偏在への関わり方、尊厳を重んじる対応なども話題となり、学生にとって多くの気づきと問いを得る機会となりました。本年もお忙しい中ご参加・ご指導いただいた医師会の先生方に心より感謝申し上げます。
(孫)