Preloader
 
Home / Blog / 岡田唯男先生講演会「総合診療・家庭医療に関する疑問すべて答えます」を開催しました(10月26日)
2211月 2025

岡田唯男先生講演会「総合診療・家庭医療に関する疑問すべて答えます」を開催しました(10月26日)

10月26日、鳥取大学医学部附属病院で、亀田ファミリークリニック館山(亀田メディカルセンター)院長の岡田唯男先生をお招きし、総合診療・家庭医療セミナーを開催しました 。岡田先生は、日本に「家庭医療」を導入した先駆者として知られ、米国家庭医療学会の認定専門医(DABFM)・特別会員(FAAFP)でもあり、長年にわたり臨床・教育・研究の各分野で家庭医療の普及と発展に尽力されています。

今回の講演では、「プライマリ・ケアが唯一解である」と題して、人口減少・高齢化が進む日本の医療において、総合診療・家庭医療が果たす役割について熱く語られました。プライマリ・ケア医が増えることで地域住民の健康度が向上し、医療費が抑制されるというさまざまな疫学的エビデンスを踏まえ、プライマリ・ケア医の機能としての「Starfieldの4+3」などを紹介。今後の日本における総合診療医・家庭医の重要性について、具体的なエピソードを交えながら力強くお話しいただきました。

また、学生・専攻医・指導医から寄せられた多くの質問にも丁寧に答えてくださり、臓器別専門を極めることと総合診療に入るタイミングの考え方、総合内科医と総合診療医の違い、総合診療医にサブスペシャルティは必要か?など、多岐にわたるテーマで対話が展開されました。会場では真剣にメモを取る学生の姿が印象的で、3時間という長丁場にも関わらず、質疑応答の時間が足りないほどの盛況となりました。

その後、懇親会が米子Zoojaクラブにて行われ、岡田先生らによるジャズセッション(ピアノ:櫻井先生、ドラム:奈良井先生、フルート:紙本先生)の演奏も聴くことができました。懇親会場は学びと音楽が交差する温かな交流のひとときとなりました。

今回の講演を通して、学生や若手医師が「医師としてどう生きるか」を改めて考えるきっかけを得たことと思います。岡田先生、本当にありがとうございました。

(孫)

BY tottori-idai-main 0