「みなさんが自宅で生活が難しくなったとき、相談できる場所を知っていますか?」
鳥取大学地域医療学講座発信のブログです。
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みなさん、こんにちは。大塚と申します。
元々、鳥取県内の医療機関で勤務をしていたのですが、2022年7月から9カ月間、北海道千歳市にあるクリニック(家庭医療が盛んなクリニック)に国内留学という形で勤務をさせてもらっています。
さて本題ですが、最初の一文を見てどうでしたか?「分かるよー、実際に困ったことがあったから分かる!」という方もいれば、「どこだろう。」という方もおられるのではないでしょうか。
今回そんな問いに答える講演会+シンポジウムを千歳市内で行ってきました。
「ちとせ在宅ケアフォーラム」です。
https://www.chitose-renkei.com/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%A02022(別サイトに飛びます)
千歳市内の「ちとせの介護医療連携の会」というNPO法人が主催している会(若手の医療介護従事者を中心とした)です。今回は医療や介護職についていない方向けに講演をしました。
さて話を戻すと最初の答えは「地域包括支援センターへ相談」です。
なぜ、こういったことを伝える講演をしているか、その背景についてもお話しします。実は令和2年度の厚生労働省がおこなっている世論調査で「地域における将来の高齢者の介護や生活支援に対する不安なこと」の回答で、第2位が「公的な支援を受けられるか」、第4位が「どこに相談すれば良いかわからない」という結果が出ています。自分達が高齢になってきた時に、どこにどう相談すれば良いかわからず不安に感じている人が一定数おられる、という結果です。今回は、そういった不安を軽減することに加えて、相談窓口を知ってもらい、気軽に相談してもらうことを目標に行った会になります。
高齢化社会、家族形態の変化など、社会背景も捉えた上で、上記は重要な課題でした。
鳥取でも講演会を出来る機会を持てれば良いなと思いつつ、もしこの記事を読んで、困っておられる方がおられれば、ぜひ地域包括支援センターへ相談してみてください。また私たちも気軽に相談に乗れるようにしています。何かお気づきの点などありましたら、お気軽にご連絡ください。
Author:大塚 裕眞
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