HP担当の李です。 昨日に引き続き、今年度新しく地域医療学講座に加わったメンバーを紹介します。

みなさん、こんにちは。この４月から鳥取大学地域医療学講座の仲間に加わりました孫大輔（そん・だいすけ）と申します。「そんそん」と呼ばれています。医師21年目で、元腎臓内科医、現家庭医（総合診療医）です。生まれ育ちは九州の佐賀県です。学生時代より四半世紀を過ごした東京を離れ、このたび鳥取にやってまいりました。

私は、歴史と文化が大好きです。今、私が住んでいる大山町には名和神社があります。その入口近くの案内板にこのように書かれています。

「元弘三年（一三三三年）、名和長年公は隠岐島に流されていた後醍醐天皇の脱出を助け、天皇を船上山に迎え鎌倉幕府軍を破った。後醍醐天皇は、この年鎌倉幕府を倒し、天皇親政を復活した。これが建武の新政である。」

まるで、映画「スターウォーズ」冒頭のあの黄色い流れ文字のような爽快な物語ですね。名和長年公は、この辺りではジェダイの騎士くらいのスーパースター。そんな七百年もの悠久の歴史を感じながら日々を暮らしています。

また、この土地の人たちの方言にも魅了されています。「この前草むしりをようけやったら、腰とスネがえろうなってのう……」というおばあちゃんがいました。「えらい」＝「きつい」は知っているぞ…よしよし。腰と脛（すね）ですね…と脛のあたりを診察していたら、「スネ」は何と「膝」のことだと！驚きました。とにかく、こんな感じで毎日を楽しんでいます。

鳥大以外に、日野町の日野病院にも週３日勤めています。週末は畑や釣りやDIYを楽しみたいと今からわくわくしています。ローカルに活動し、発信はグローバルに。そんな気持ちで、鳥取のことを地道に学びながら、土地の人々にいろんなことを教えてもらいながら、暮らしていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。