2021年5月8日に，「鳥取の総合診療専門医を育てるプログラム」レジデントデイを開催しました．テーマは「ポートフォリオ的学び方」でした．

総合診療では，医学生時代あまり経験しない「ポートフォリオ」という形式で専門性を高めていきます．ポートフォリオとは，教育の文脈では，「学習者の成果や省察の記録，メンターの指導と評価の記録などをファイルなどに蓄積・整理していくもの」と定義されています．そのため，医学生がよく経験する症例レポートは患者と疾患について客観的に記述しますが，ポートフォリオでは自分自身の学びや変化を言語化し見える化した形で記述していきます．新専攻医を迎えたこの時期にポートフォリオについて学びを深める場を持ちました．

今回のレジデントデイの対話の中から，専攻医も指導医も，自分自身を相対化しつつ，医療現場で起こったことにどう向き合うのか，今思っていることを言葉にすることができた時間となりました．このポートフォリオを軸に，今年度も当プログラムで学びを進めていこうと思っています！(井上)