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183月 2019

【英国だより⑥】ケンブリッジ大学講義を受けてきました!

本日はケンブリッジ大学病院(アデンブルックズ病院)にてケンブリッジ大学4年生の授業に参加させてもらいました。
今回参加させてもらった授業はGPの講師と20人程度のケンブリッジ大学生が小グループワークを行いながら授業が進んでいく形です。

内容としては午前中が「プライマリケアにおける処方(Prescribing)」、
午後からが「慢性疾患の管理~多疾患併存(Multimorbidity)、フレイル(Frailty)~」の授業です。
「プライマリケアにおける処方」では実際の症例(Practice scenario)ベースに、ある疾患の管理のために何が必要で、
処方としてはどういったものが処方できるか、また第1選択の薬にアレルギーがあったり副作用を起こしやすい状態にあった場合は
どういった薬を選択するかなど非常に臨床的な内容のディスカッションが行われていました。
「慢性疾患の管理~多疾患併存、フレイル~」では、常にディスカッションを交えながら多疾患併存とは何か、その疾患としてはどう
いったものが多いのか、結果としてどういった合併症が起こるのか、などを考えながら、その中でフレイルはどういったものなのか、
など、これも臨床現場で必ず考える必要がある内容の講義でした。講義の後半には実際の症例で7stepを用いてどう薬を減らしていくか
のディベートも行われ、非常に活発な講義となっていました。
日本ではこういった形の授業は少なく、参加したメンバーにも非常に良い刺激になり、今後の勉強のモチベーションになったはずです。
授業終了後の鳥取メンバー内でのディスカッションも盛り上がりました。

最後に個人的に非常に面白いと思った問いをみなさんにも共有して終わりたいと思います。
“What potential difficulties arise when using clinical guidelines to manage patient with multimorbidity?”
みなさんはどう思いますか?(大塚)

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