アルコール依存症研修会で発表してきました
2021年10月15日、鳥取県西部医師会で開催された「かかりつけ医等依存症対応向上研修会」で、演者の1人として発表してきました。
総合病院の内科で受けるアルコール依存症患者の多くは身体合併症や生活破綻などにより、依存症専門病院へ繋げることが非常に難しく、スタッフも不満や無力感を感じていることが多々あります。今回は内科医・非専門医から見る現状、打開のために取り組んだ活動内容、依存症専門病院(渡辺病院)との連携について症例を交えてお話させていただきました。
また講演会に参加し、鳥取県西部の現状や、専門病院での診療・治療のリアル、断酒会の皆様の想いの一端に触れることが出来ました。
コロナ下のソーシャルディスタンスにより、アルコール依存症の発症・重症化が増えており、渡辺病院の先生には大変お世話になりました。しかしその縁もあり、今回の発表に繋がっています。複雑かつ難しいこともある依存症診療ですが、これからも総合診療医として継続して取り組んでいきたいと思います(中井)