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233月 2022

冬期セミナーWS「医療者のウェルビーイングを考えよう」開催報告

少し前のことになりますが、2月6日に若手医師のための家庭医療学冬期セミナーにおいて「医療者のウェルビーイングを考えよう」というオンラインワークショップを開催しました。私と井上和興先生、紙本美菜子先生の3人で講師を務めました。若手医師を中心に、46名の参加者がありました!

 

最初のレクチャー部分の骨子は以下の通りです。

・医師の燃え尽き症候群はケアの質に大きく影響する。

・医師のウェルビーイングは、個人の問題ではなく、組織の問題である。

・ウェルビーイング1.0から「ウェルビーイング2.0」の時代へ:ワークライフバランスからワークライフのインテグレーション(統合)という考え方

・ウェルビーイングを個人でマネジメントする考え方から、組織全体でマネジメントしていく(セルフケアではなく、予防するための仕組みづくり)

・エンパシーとダイバーシティが鍵になる(多様性をいかし、エンパシーを働かせて、多様な個人がいかせる組織づくりへ)

 

その後、参加者とともに、「私のウェルビーイングとは?」「ウェルビーイングを1.0から2.0にあげるには?」というテーマで、グループに分かれて話し合ってもらいました。

 

ワークショップ内で出た意見やキーワードで面白かったのは

「多様性(ダイバーシティ)はめんどくさい」

「組織の心理的安全性。互いに話したいことを話せる環境」

「医師もひとりの生活者。時短や休暇をとりやすい雰囲気と環境」

「弱音が吐ける場があり、働き方の多様性が認められる組織」

などでした。

 

最後に、「ウェルビーイング2.0に向けて、明日からできるアクションは?」では

「わがままになる。周りのわがままを聞く」

「チームメンバーのウェルビーイングを聞いてみる」

「30分早く帰宅する」

「コーヒーブレイクをみんなでとる」

「職場でのもやもやを共有して行動にうつす」

「きちんと不満は伝える」

「明日から子育てをより頑張る」

などが挙げられていました。

 

ご参加いただいたみなさん、本当にありがとうございました!

(孫大輔)

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