くろさか春夏秋冬セミナー:黒坂地区防災訓練に参加&秋の地区視診を実施しました
2024年10月6日、鳥大医学科・保健学科、YMCA米子医療福祉専門学校の学生たち総勢14名が、日野町黒坂地区の防災訓練に参加&秋の地区指針を実施しました。
2000年の鳥取県西部地震で大きな被害を受けた日野町・黒坂地区。その教訓を元に毎年防災訓練が行われていました。新型コロナウイルスの感染拡大によりここ数年は規模が縮小されていましたが、今年は久しぶりに全町一斉開催となりました。
公民館に集合後、災害本部のお手伝いをする班、住民とともに避難所に帯同する班に別れ、「防災の目線で地区指針」を行ってもらいました。
その後、各班に分かれて①日本赤十字社による救命講習、②旧黒坂小学校の防災設備の点検に取り組みました。住民さんから心肺蘇生の方法などを質問されたり、逆に非常持出袋の中身を住民さんから教わったりと、互いに真剣に学び合う時間となりました。
午後は2回の地区指針で学んだ内容を元にデータ分析・まとめ作業を行いました。
現在の黒坂地区の課題として物理的な距離、交通の便、少⼦⾼齢化・⼈⼝減少に伴う各施設の縮⼩などが挙げられました。⼀⽅強みとしては、⾃然、防災意識の⾼さ、コミュニティーの結びつきの強さ、⼩規模ながらも医療機関・福祉機関が維持されていることが挙げられ、それらを⽣かした形での理想的な未来像を描くところまで議論が及びました。
まとめた模造紙は、11月26日〜27日に、黒坂公民館まつりにおいて掲示され、住民さんたちにも情報が還元されました。
協力していただいた皆さま、ありがとうございました。(中井翼)