今年度最後の中学校での授業
先々週に引き続き、先週も日野中学校でいのちの授業をおこなってきました。今回は、傷害の対応、というテーマで打撲や汚染創への対応をお話したあと、メインテーマとして心肺停止の人への対応、についてお話をしました。心肺停止した人を見つけたときに、胸骨圧迫(心臓マッサージ)をする重要性を説明した後、人形を使って実際に生徒さんに胸骨圧迫を体験してもらいました。1人1分と短い時間でしたが、胸骨圧迫を継続することの大変さを実感してもらいました。またAEDも実際に触ってもらいながら手順を確認しました。
人が倒れているとき、その場に居合わせる人が医療従事者である可能性は非常に低く、非医療従事者が救急車を呼び、胸骨圧迫をすることが望まれます。ただやはりそうした行動をすることは非常に勇気のいることです。
今回のいのちの授業を通して、なにかのときに役に立てれば幸いです。
今年度のいのちの授業は、今回で最後になります。小中学校の教育現場に立つことは慣れないことでもありますが、医療の現場で感じたことを生徒さんに伝える場所がある、ということは非常にありがたいものです。来年度以降も準備を怠ることなく取り組んでいきたいと思います(李)