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5年生(2019年4月~2020年3月時点)

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5年生(2019年4月~2020年3月時点)

2019年4月~2020年3月時点で5年生の方のための、卒業までに必要となるカリキュラムページです。

 

 

 

5年生時

臨床実習Ⅰ

2016年度(平成28年度)まで6年生のみ選択だった地域医療学講座の臨床実習ですが、2017年度(平成29年度)から5年生全員が受講することとなり、当教室が日野病院(地域医療総合教育研修センター、日野町)と協力してプログラムを作成、2019年4月からはおよび大山診療所(家庭医療教育ステーション)も加わり、2施設での実習体制となりました。

2019年度は日野病院または大山診療所のどちらかで、実習を行ってもらいます。診療を通じて、基本的な診療技能を向上させることに主眼をおき、指導医と振り返りながら受講者に自らの成長と課題を出来る限り言語化してもらいながら進めております。また診察室以外での取り組みも行う予定としています。

行動目標
  1. (1)外来ないしは在宅診療において、主要な訴えに対する適切な問診、身体診察をそれらの目的を意識しながら実施できる。
  2. (2)型に沿った診療録を自ら作成し、アセスメント、プランを含め指導医に説明・提案できる。
  3. (3)各場面において自分が感じたこと、課題などをその場で言語化して、教員とともに省察できる(省察的実践家)。
  4. (4)将来の医師として、その場に応じた態度(身だしなみ・礼節・口調・受け答えなど)をとることが出来る。
ある学生のスケジュール例
曜日 集合場所 時間 担当教員 実習内容
月~金午前中 日野病院2Fセンターまたは大山診療所 初日集合時間8:30~17時頃 講座教員 オリエンテーションおよび見学型実習から、参加型実習を行う。
新患患者、再診患者の診察を行ったり、入院患者の方針などもアセスメントしていく。
院外活動が入ることもある。
金午後 地域医療学講座・教官室 15:00頃~17:00 講座教員 1週間の振り返り。特に印象に残ったケース、場面、学習のプロセスを記述する。大山診療所で実習した学生の経験の共有も行う。
指導医の監督のもと胃瘻交換を行う
毎日の振り返り
大山診療所

実習のオシ!

大学病院とは違った患者層、疾患に向き合うことでcommon diseaseに慣れてもらう。
処置や診察は(勉強をしている前提で)やる気次第でどんどん経験してもらいます(指導医がバックにつきます)。
宿泊も完備しており、プチ合宿気分が楽しめます。
地域医療最前線の病院の実習で鳥取県の郡部に(少しは)詳しくなれます。

 

 

 

6年生時

臨床実習Ⅱ(井上)

地域医療総合教育研修センター(日野病院)での総合診療実習
―総合診療の力を育てる:面接・診察・推論・治療立案まで一人でおこなう―

概要


地域医療学講座では、日野病院にある地域医療総合教育研修センターを拠点にして、医学生6年生の選択臨床実習総合診療実習を提供しています。
総合診療では、病院に初めてくる患者を診察するため、まだ診断がついていなかったり、治療方針が定まっていなかったり、いろいろな病気を抱えてくる方の診察を担当します。
そのため、ほかの臓器別の専門科と比較して、いろいろな病気のことや患者の背景を考えながら診療する場面が多くあります。総合診療で実習することで横断的に考える訓練を行うことができます。
指導医のもと医療面接・身体診察・診察プロセス・臨床推論の一連の流れを学生が一人の医師として患者に行います。
その中で、もやもやすることがたくさんうまれます。そのもやもやしたものが何なのか考え、できたこと・できなかったこと・かんじていること・次にやることを指導医と学生とで言葉にします。
この過程を繰り返しながら「省察的実践家」として現場で『医師として働く』経験をし、学ぶ実習です。

総合診療実習を受けた学生の声

実際に実習を受けた学生からは、これからの学生さんに以下のようなエールをもらっています。辛い部分も受け入れ、成長したい意思のある学生とともに学んでいきたいと考えています。


日野病院では問診・診察・アセスメント・プランまで任せてもらえます。つまり、大学での実習とは違い、ほとんど主治医として患者さんと関わることになります。
自分が診療に参加できるので実習は本当に楽しく、とても勉強になります。
しかし、参加させてもらうからには責任が生じます。学生が全責任を負うことはありませんが、自分が評価したアセスメントやプランには責任を持つことになります。ちゃんと調べたつもりでも、自分が決めたことがそのまま患者さんに適応されるので、どんな些細な決定でも怖いし不安になります。
慣れない環境に戸惑い、自分の無力さや無知を痛感することも多々あるでしょう。楽しいこと、つらいこともありますが、この実習ではすぐには消化しきれないほど多くの学びや気づきが得られます。鳥大の中でも少数の人しか経験できないこの実習を是非、有意義に過ごしてください。応援しています。

 

 

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